【3405】クラレ【2023年本決算】 ※2023年2月14日時点考察
クラレは1926年設立の企業で、主に高機能繊維、樹脂、化学品分野の事業を展開しています。
・2023年12月期の売上高は3.2%増の7,809億3,800万円、当期利益は21.8%減の424億4,600万円で着地。
・2024年の配当予想は維持予定となっています。
2024年2月発表時点で
2024年の予想配当金は50円の維持予定となっています。
考察時点での配当利回りは3.14%
配当の部
コロナに加えて米国での工場火災による訴訟で減配となっていましたが、完全に元の水準に戻しつつあります。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
2023年12月期は増収・減益で着地。2018年の米国における工場火災の訴訟が完全に終結。これに伴い78億の訴訟関連損失として特別損失を計上しています。次期以降はこの辺りのコストが無くなるのは明るい材料になり得るかと思います。
財務の部
自己資本比率は50%台半ば、有利子負債比率は40%弱と特に問題の無い水準となっています。2020年を境に悪化していた財務状況は徐々に改善しつつあります。
CFの部
営業CFは黒字での継続が続いています。現金等も一定水準以上の積み上げがあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
米国における工場火災以降にコロナショックもあり、一時期は株価が1,000円を割り込む低空飛行が続いていましたが、業績の復調に合わせて株価も徐々に回復しつつあります。
すこやか株の方針
保有銘柄の一つとなります。低空飛行時に購入を行えた為、現在は含み益がそこそこある形となっています。業績は大きく伸びているとは言い難い状況ではありますが、米国での訴訟の終結、改善しつつある財務状況は明るい材料と捉えています。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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