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【銘柄考察】高配当日本株【5857】ARE HD【2024年本決算】減配予想

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【5857】ARE HD【2024年本決算】減配予想 ※2024年6月15時点考察

ARE HDは1952年の創業。貴金属のリサイクルや精錬加工を行う貴金属事業と産業廃棄物処理を行う環境保全事業を展開しています。※社名をアサヒHDよりARE HDに改名。

・2024年3月期の売上高は17.5%増の3,222億5,300万円、当期利益は124.1%増の244億9,000万円で着地。
・2024年の配当予想は10円減配予定となっています。

2024年5月発表時点で
2024年の予想配当金は90円➡80円の増配予定となっています。
考察時点での配当利回りは3.90%



配当の部

次期は減配予想を出してEPSが非常に不安定に推移しており配当性向もバラバラです。しかしここ10年は減配をせずに配当金を維持して来ていますので、業績次第では配当金の維持の可能性も有りそうです。

業績の部

※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています

2024年3月期は増収・増益で着地。金の販売量と価格上昇による増収と電子・触媒分野の貴金属リサイクル事業の回復が遅れ、パラジウムおよびロジウムの価格が前期比で下落したため、営業利益は前期比で減少。株式交換に伴いレナタスの株式の公正価値を評価した結果を「非継続事業からの当期利益」に計上した結果増益となっています。



財務の部

自己資本比率は40%弱となっており、ここ2年で有利子負債比率は減少していますが、金利上昇局面にある中では今後も負債の状況には注視が必要となりそうです。

CFの部

営業CFはしばしば赤字を計上しており、安定感はありません。現金等も今期は大きく減少しており、売上規模に対して少ないと言えそうです。

過去10年のチャート

※日経スマートチャートプラスより転載

コロナショック時には1,000円を切る水準まで落ちていましたがその後は回復。現在は2,000円前後での推移が続いています。

すこやか株の方針

業績・配当金ともに安定感には欠ける銘柄となります。資源価格・景気動向に大きく左右される銘柄ですので、株価が大きく下がる様な場面で購入を検討するにはアリな銘柄かと思います。

※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。

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