ESG投資でも注目のインフラファンドとは?
太陽光発電や風力発電のような再生可能エネルギー発電設備を備えてるのが大半でESG投資としても注目が集まっています。特に現在は固定価格買取制度がある為に投資先の中心軸はほぼここにあると言っても過言では無いと思います。
過去1年の東証インフラファンド指数の推移
2020年3月27日を1000として指数を設定されています。上記は直近一年の東証インフラファンド指数となります。
現在上場しているインフラファンドの数は多くありません。時価総額で見るとカナディアン・ソーラー、エネクス、タカラレーベン辺りが比較水準としては高いようです。
インフラファンド 業績比較
カナディアンソーラー・タカラレーベン辺りが頭一つ抜けています。
再生可能エネルギー発電に買取制度があるので、設備投資を行った分の発電がしっかりと行われれば安定した収益が見込めます。問題は発電する場所(地域)や発電方法(太陽光、風力)で天災等に対してリスクの分散が出来ているのか?が問われそうです。
また買取固定価格制度は20年となっていますので、この制度が終了した時点で事業として成長が見込めるのかが投資先としての最大の課題では無いでしょうか?
インフラファンド 財務比較
有利子負債額は当然の事ながら各社高い水準となっています。
来期終了時点で負債額がどのように推移しているか見るのが一番重要かと思います。
インフラファンド 分配金比較
※2020年の配当利回りは年間の分配金額と年末の株価で算出
※2021年の配当利回りは年間の予想分配金額と考察時点の株価で算出
おおよそ配当利回り(分配?)は6%前後と高配当での推移になっています。
数字だけを見れば魅力的な水準なのは間違いありません。
現時点では横並びになっていますが、6%台の利回りラインを確保出来ない運用成績の所も必ず出てくると考えられます。
すこやか株の方針
高配当の投資先としてインフラファンドを調べてみましたが、結論としては今の段階での投資先として考えるのは厳しいかな?というのが個人的な感想です。
実績を積み重ねた上で優良なETFが出て来てくれれば検討出来るかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。数字は有価証券報告書やIRバンク様より引用しています。利回り等の計算は独自で行っていますので差異や間違いがある場合があります。
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