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【上場廃止 1606】日本海洋掘削 会社更生手続きにより上場廃止を数字で見る

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【上場廃止 1606】日本海洋掘削 ※2018年 会社更生手続きにより上場廃止

日本海洋掘削は石油・天然ガスの探鉱・開発に係る海洋掘削事業に加えて、JAMSTECが所有する「ちきゅう」の運用・管理受託事業等、主に海洋の掘削技術の開発や研究を手掛ける企業です。2018年に会社更生手続きを経て上場廃止その後は更生計画の認可を得て事業を継続しています。

業績の部

売上高・経常利益の波が大きく2016年以降は赤字に転落しています。主な原因としては取り扱っている石油・天然ガスの価格に大きく左右されている為、どうにもならない部分が有ったようです。

化石燃料は政治の取引材料にされたり、環境問題で目の敵にされていたりと2020年のアメリカ大統領選挙のテーマの一つになるぐらい現在でも大きな不安定要素を抱えています。

財務の部

自己資本比率が下がり、負債が増す上に最後は営業CFもマイナスで推移しています。
化石燃料の採掘や維持のコストは大きく、原油等の価格自体は営業努力でどうにかなるものでも無いのが難しい所です。

配当の部

利益が出なくなれば当然配当も止まります。
元来高配当銘柄ではありませんが、やはり業績が残せなければ配当金額を払う事が出来なくなるのは自明です。

今回の上場廃止を考察してみて

やはり政治的な対立や環境等に敏感な銘柄に関しては特に注意を払わなければならない事を考えさせられる銘柄でした。

直近ではコロナウイルスでの影響を大きく受けている銘柄が多数あります。今は好調でも何が起こるかは分かりません。何か起きた時にも想定外とならないような投資を心掛けたいと思います。

※使用している数値等はIR情報や他サイト様の情報を基に作成しています。打ち間違い・切り上げ・切り捨てのミス等がある可能性もあります。参考にされる場合と投資は自己責任でお願い致します。

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