【上場廃止 6636】ソルガム・ジャパンHD ※有価証券報告書提出遅延により上場廃止

ソルガム・ジャパンHDは1970年設立の企業で、沿革を見ると工業用自動制御機器の製造販売から半導体関連の業務委託、飲食、ウエディング関連事業を展開。スーパーソルガム（バイオマス燃料？）関連事業を中核と定め、最終的には物流業務の運営を開始。・・・とこれはナッツっぽい沿革の激しさがあります。

最終的には有価証券報告書提出遅延により上場廃止。
有価証券報告書内のキャッシュフロー報告書に虚偽記載も見つかっているようです。

※利益率は売上高と利益のデータを基に独自算出しています

赤字転落してからは黒字に転換する事は無かったようです。上記にあるように有価証券報告書に虚偽を書かれてしまうと正直、全ての数字に関しての信頼が揺らぎます。

上記に記載のある営業CFの虚偽記載は２０１７年の営業CF１億３３７４万の部分で元来は赤字の部分を黒字へとしていたようです。つまり上記の情報自体が信用に値するものでは無くなっています。

最後は当然暴落しての終了となっています。

今回の上場廃止を見て

上場廃止の銘柄を考察していればいつかは当たるとは思っていましたが、とうとう来ましたね。有価証券報告書の虚偽記載です。直接の上場廃止理由は有報の提出遅延ですが、投資家にとっては一番許し難いのは粉飾や虚偽の報告では無いでしょうか？

今回引用している数字も元々は有報の数字が元になっています。虚偽記載や粉飾をされてしまうと全ての数字が疑わしくなってしまい、結果として自分で自分の存在を否定してしまっているような形になってしまうだけな気もします。

信用出来ない企業に投資は出来ません。しかし騙されないようにするには気を付けるしかないのが残念です。

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※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考にまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。