いよいよ大統領選挙始まる
11月3日いよいよ米国大統領選挙の日となりました。
株価に関しては前日のNYダウの終値が27,480.03 △2.06%+554.98と大幅に上げています。要因としてはバイデン氏優勢を織り込んでの上げとされていましたが果たして・・・
重要なのはスイングステート
米国の大統領選挙はちょっと複雑で州単位で投票をし総獲得票数が多い候補が人口数に応じた選挙人を全て獲得する方式で行います。
この選挙人を過半数の270名を越える人数を獲得した候補が大統領として選出されます。
但し州の中には共和党・民主党それぞれ盤石の州が存在し、その州に関しては投票する前からほぼ結果が決まっています。
この盤石な州以外の共和党・民主党どちらに転ぶか分からない州をスイングステートと呼び、実質的にこれらのスイングステートの奪い合いとなります。
※現在激戦のスイングステート
株価にも影響を与えた世論調査
前日までの世論調査は株価に大きな影響を与えるレベルでバイデン氏優利を出していたのですが、蓋を開けて見ると前回同様トランプ氏の猛追で非常に接戦に持ち込まれています。
ここ1週間ぐらいはCNNをよく見ていたのですが、相当バイデン氏寄りと言って良い内容だった事を考えると結果的には相当隠れトランプ支持者がいた模様です。
迷走する大統領選挙
前述したスイングステートにおいて郵便投票や期日前投票の集計には時間が掛かるとの見方が出ています。
そんな中でバイデン氏が『勝利への道筋にある』と先に演説し、その後トランプ氏も『大勝利』と勝利宣言を行う状況になっており、どちらも敗北宣言をしない=選挙結果が先延ばしになる可能性が非常に高くなって来ました。
最終的に法廷闘争にまでエスカレートした場合は相当の期間が決着まで掛かる事が予想されています。
株価への影響は?
・まずバイデン氏勝利の流れが既に崩壊中
・明日大統領が決まるかも分からない
・もし法廷闘争に至った場合はもっと長期間決まらないかもしれない
・大統領が決まらなければ追加の経済対策も決まらない
投資家は不確定の要素を嫌う・・・長引けば長引く程株価は下落する可能性が高いのでは無いかと思います。
もはやどちらが大統領に?からいつ決まるのか?という迷宮に入ってしまったのかもしれません。
しかし下落局面であれば買い増す機会もありそうなので、しっかり見極めていきたと考えています。
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