【4452】 花王【2022年本決算】 ※2023年2月7日時点考察
花王は1887年の創業。顔も洗える品質の良い石鹸を開発する事が原点となっており、化粧品・洗剤・健康食品等を主な事業として展開しています。
・2023年の配当予想は2円の増配予定となっています。
2023年2月発表時点で
2023年の予想配当金は148円➡150円の増配予定となっています。
考察時点での配当利回りは2.93%
配当の部
連続増配を継続しています。しかし2022年度の配当性向は遂に80%に達しています。2023年も増配を予定していますが、容易に100%を越えかねない水準まで来ています。業績が付いて来なければ、増配も近い内に止まらざるを得ない事になりそうです。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
売上高はコロナ禍を越えつつありますが、原材料高騰の為、利益が付いて来ていません。営業利益率は7%台半ばと5年前と比較して半減しています。
財務の部
自己資本比率は50%台半ば、有利子負債比率は20%台半ばと特に問題は無さそうな水準です。
CFの部
黒字での維持は継続しているのですが、徐々に営業CFは減少しつつあります。現金等は積みあがりつつあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時よりも下落をしています。しかし未だにPERは考察時点で27.7倍と高い水準にあり。業績が上向かない限りはまだまだ下落の余地がありそうです。
すこやか株の方針
連続増配株の代表格の花王ですが、現在は業績が伸び悩んでいます。原材料の高騰は経営を直撃しており、配当性向を見る限り連続増配をし続けるには厳しそうです。しっかりと価格に転嫁しても支持を得られ続けるのか?企業価値の真価が問われそうです。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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