【7267】本田技研工業【2023年本決算】 ※2024年1月15日時点考察
本田技研工業は1948年に設立。世界的な大手企業で、自動車で世界7位。自動二輪では世界首位の売り上げ。昨今では脱炭素の環境対応を迫られている。
・2024年の配当予想は18円の増配予定となっています。
※2023年9月30日で1株につき3株への株式分割を実施
2023年11月発表時点で
2024年の予想配当金は40円➡58円の増配予定となっています。
考察時点での配当利回りは3.71%
配当の部
株式分割の影響で端数が出てしまっていますが、右肩上がりでの増配が続いています。配当性向も30%前後と無理の無い水準となっています。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
2023年3月期は増収・減益で着地。2輪事業の増加と円安による為替差益が追い風となり増収となったものの、諸経費の増加により減益となっています。
企業説明資料では2040年に電動4輪100%を目標としているものの、欧州の電動化の見直し・内燃機関の販売延長等により見通しは怪しくなりつつあります。
財務の部
自己資本比率は40%台半ば、有利子負債比率は7兆6,000億程とするネットメディアの情報からすると66%程?でしょうか。総資産額が大きいだけに負債額自体は大きな規模となっています。
CFの部
営業CFは黒字での維持を継続。現金等も積みあげつつあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時から比べると直近での日経平均の伸びもあり倍近い金額まで株価は上昇しています。
すこやか株の方針
世界的な自動車企業の一つとなりますが、自動車の機関が脱炭素の流れの真っ只中にあり、今後は電気・水素・ハイブリッド・ガソリンどのようなラインナップにシフトしていくかの選択次第では業績へ影響が予測しかねる銘柄となっています。
本田自体は電気自動車へのシフトを表明してはいるのですが、電気自動車への転換を強引に推し進めようとして来た欧州が軟化し始めているのもあり、予断は許さない経営環境が続く状況と言えそうです。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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