【9743】丹青社【2023年本決算】 ※2023年3月10日時点考察
丹青社は1959年の創立。ディスプレイの企画提案、設計の大手。『空間』をキーワードにニーズに合わせた集客の企画、デザインを手掛ける。
・2023年の配当予想は維持予定となっています。
2023年3月発表時点で
2023年の予想配当金は30円の維持予定となっています。
考察時点での配当利回りは3.98%
配当の部
配当金は減配から増配へと舵を切ったものの、大幅に業績を下方修正。結果として発表通りの配当金としたものの配当性向は300%を越える水準となっています。安定した配当の維持は難しいと言わざるを得ない状況に陥っています。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
今期はアフターコロナでの回復を予測していましたが、売上高は前期を越えたものの利益が大きく剥落しています。価格競争の激化による収益性の悪化が要因として挙げられており、厳しい経営環境となっています。
財務の部
自己資本比率は70%台と高い水準にあり、有利子負債比率はほぼ0に近い水準です。
CFの部
営業CFは黒字化していますが直近では赤字に転落する事も多く、安定していません。現金等はある程度の水準を確保しています。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時には600円を割り込む水準まで下落。業績の悪化もあり、コロナ前の水準にまでは戻せていません。
すこやか株の方針
少額ですが保有銘柄となります。アフターコロナを期待していた銘柄だったのですが、価格競争による収益性の悪化と決算内容としては相当深刻と捉えています。正直な所、長期での安定は厳しいと見ているので、売却の方向で考えています。
購入時時点で経常利益率(10%)と配当性向が高めで投資基準としてはギリギリのラインでしたので、思った以上に業績悪化時の余裕がありませんでした。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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