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【上場廃止 6628】オンキヨーホームエンターテイメント 上場廃止を数字で見る

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【上場廃止予定 6628】オンキヨーホームエンターテイメント ※2021年追記 2021年8月1日上場廃止へ

オンキヨーホームエンターテイメントは1946年に株式会社大阪電気音響社として設立された老舗の企業で音響機器の企画・開発・製造・販売を行っています。

2021年3月31日付けで上場廃止基準に抵触する見込み(債務超過による支払いの遅延)を発表しており、2021年7月末で上場廃止予定となっています。

2021年8月1日付けで上場廃止となりました。23億6900万円の債務超過となっていた(Yahooニュース)

オーディオ機器等で70年近い歴史のある企業でしたが、最近はデジタル化に加えてスマホの普及により苦戦が続いていた所にコロナ禍がダメ押しになる形で上場廃止に至った様です。しかしここ10年辺りの業績等を見ている限りずっと厳しい経営が続いていた事が見て取れます。

業績の部

根本的な問題として売上高に対して経常利益が確保出来ていない状況が続いていた様です。2015年にAV機器事業の買収を行い売上高は倍増しているのですが赤字が増える形になり、そのまま売上高は右肩下がりとなってしまっています。


財務の部

自己資本比率は10%を割り込む水準であり、何よりも有利子負債比率は買収後には200%を越えています。負債を減らす道筋が見えないままで、状況は悪化の一途を辿ったのが見て取れます。

CFの部

やはり上場廃止企業の典型例のままにCFはほぼ赤字で埋まってしまっています。

チャート

2017年を境に下落基調が続いています。上手く手仕舞い出来た人もいるかもしれませんが、老舗メーカーなので潰れないと考えて塩漬けしていた場合は厳しい結果となってしまったかもしれません。

上場廃止の銘柄を考察して

やはり経常利益やCFがマイナスが続いてしまうと最終的に上場廃止になるリスクが相当高い事は肝に銘じるべきでしょう、今回の業績等の推移を見る限り早い段階で見切るだけの材料は豊富に有ったかと思います。

※投資は自己責任でお願い致します。

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