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上場廃止間近?【8848】レオパレス21 続発する不祥事

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【8848】レオパレス21 ※2021年7月11日時点考察

レオパレス21は1973年の設立。アパート・マンションの建築・管理・販売等の不動産を主に手掛ける企業です。

相次いだ不正と繰り返された不誠実な対応

テレ東の番組ガイアの夜明けでサブリースでの不誠実な対応マニュアルの存在を指摘、これはサブリース契約で30年の賃料保障を謳いながら、10年で契約を打ち切る社内マニュアルが存在していた。

また記憶に新しいのは賃貸アパートの施工不良で、調査を求めるオーナーに対して虚偽の報告を繰り返す不誠実な対応に終始し、会社ぐるみでの不正が判明。結果として入居者7,000人超に転居を要請する事態に至っている。

※2021年6月に上場廃止に係る猶予期間入る銘柄となった事を公表(債務超過による)

業績の部

※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています

不正が発覚してからの業績は一気に赤字転落。不正発覚前より経常利益率は低く、不正によりコスト削減をしてもこの数字だとビジネスモデルとしては元々厳しかったのかもしれません。不正をせずに営業をしていた場合はどのぐらいの利益に落ち着いていたのか?は気になる所です。



財務の部

純資産が急減しており、自己資本比率は急減。債務超過となっています。様々な銘柄を見て来ましたが、自己資本比率がマイナスになるのを見るのは数える程であり、急速に経営環境が悪化している事が窺えます。

CFの部

不正が発覚した物件から収益が剥落。また補償費用やサブリース費用が貸し出させない状況でも費用は掛かり続ける状況が続いており、営業CFは大きな赤字となっています。現金等も減少しつつあり、債務超過の状況になっていますので、予断を許さない状況となっています。

過去10年チャート

※日経スマートチャートプラスより転載

不正が発覚してから下落を続けています。コロナショック時には下げる余地も少なかった様ですが、立て直せないまま現在に至ります。

レオパレス21の銘柄を考察してみて

やはり内容にもよりますが、不祥事を起こす企業への投資は避けるべきなのは言うまでも無いかと思います。
今回考察したレオパレス21の不祥事に関しては施工不良物件の割合が会社ぐるみと見做されてもやむを得ないレベルであり、不正が明らかになる中でも不誠実な対応に終始してきました。社会的な信用が失墜している銘柄に関しては早々に見切りを入れるのが肝要と考えます。

※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考にまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。

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