もし現在の保有資産で2020年のコロナショック時に直面したら?
投資を始めてから調整や暴落は必ず付き物である事は投資歴の長い方の経験談として良く語られる所です。
そこで今回は保有している有価証券等の元本が保証されていない金融資産がコロナショック時と同じ株価に暴落した場合に資産がどのぐらい目減りしてしまうのか?
また自分自身がその金額を見た時にどのような心理状況になるのかを検証していきたいと思います。
日経平均とダウ平均の最安値時を参考に算出
日経平均の最安値は2020年3月19日、ダウ平均は2020年の3月23日前後をそれぞれ基準として算出しています。
日本株▲270,546円(▲27.0%)
米国株▲$3,068.7(▲29.1%)
積立NISA▲264,389円(▲25.9%)
おおよそ有価証券の資産は25%~30%程が目減りする試算となりました。
やはり銘柄によっては半額近くまで暴落する銘柄もあります。
暴落仮定時 | 2021年5月末 | コロナ同等下落時 | 差額 |
総資産 | 5,276,155 | 4,349,467 | -926,688 |
日本株 | 1,003,315 | 732,769 | -270,546 |
米国株 | 1,210,578 | 818,825 | -391,753 |
積立NISA | 1,016,229 | 751,840 | -264,389 |
貯蓄保険 | 584,640 | 584,640 | 0 |
投資用資金 | 461,393 | 461,393 | 0 |
定期預金 | 1,000,000 | 1,000,000 | 0 |
総資産ベースでは▲926,688円(▲17.5%)となっています。
当然の事ながら安全資産の預貯金関係に関しては無傷の状態ですので、変動資産のみを見た時よりも安定しています。
実際にコロナショックを試算してみて
今の資産でコロナショックと同等の暴落があった際にどのような動きになるのか?をテーマに実際のコロナショック時を基に試算しましたが、やはり大幅な資産減少は避けられないようです。徐々に変動の大きい金融資産の割合を増やし続けていますが、並行してリスクが低い資産(ボラティリティの低い債券等)も組み合わせていく事は検討する必要がありそうです。
保有資産のストレスチェックを行った真の理由は暴落時に慌てて狼狽売りをするような心理状態にならないように心掛けるのと、個人のリスク許容度にあったポートフォリオの再編に向けた指標の算出にあったので、十二分に目的は達成出来たのでは無いかと思います。
※投資は自己責任でお願い致します。
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