【8410】セブン銀行【2023年本決算】 ※2023年6月25日時点考察
セブン銀行は2001年の設立。コンビニ等に設置されているATM事業、決済口座事業を中心に海外でも事業を展開しています。
・2023年3月期の売上高は13.4%増の1,549億8,400万円、経常利益は2.3%増の289億2,400万円で着地。
・2024年の配当予想は維持予定となっています。
2023年5月発表時点で
2024年の予想配当金は11円の維持予定となっています。
考察時点での配当利回りは3.87%
配当の部
5期連続で配当金は維持となっています。EPSが伸び悩んでおり、徐々に配当性向も高くなりつつあります。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
為替差益により増収となっていますが、米国での事業において政策金利の上昇に伴う資金調達費用の上昇により経常損失を計上。次期は第4世代ATMの設置費用を先行投資する形で利益が圧迫される予想となっています。
財務の部
自己資本比率は10%台後半ですが、銀行業は顧客からの預かり金(普通預金・定期預金)が負債として計上されるので、異常な数値ではありません。有利子負債比率は徐々に減少しつつあります。
CFの部
営業CFは一貫して黒字で推移しています。現金等も積みあがりつつあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時に大きな下落を記録してからはあまり株価を回復出来ていません。
すこやか株の方針
売上高は戻しつつあるものの利益は減少傾向が続いています。第4世代ATMへの先行投資で時期は更に落ち込む予定ではありますが、将来的に利益率が回復してくるのか?この辺りの考え方で投資対象になるかの分かれ目になりそうです。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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