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【上場廃止 6541】グレイステクノロジー 不正会計・報告書未提出による上場廃止

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 【上場廃止 】 報告書提出未了による上場廃止を数字で見る

グレイステクノロジーは2000年の設立。マニュアル作成のコンサルティングを手掛けていましたが、ニュース等でも報道されていますが、四半期の決算書類提出未了により、上場廃止へと向かっています。

不正会計の内容としては売上高の実に半分が粉飾だったとの事ですので、数字を盛りまくってチャレンジしていた様です。不正も企業文化の様なものだと考えているので、恒常的なものだったのかもしれないと思います。

想像ですが業績の推移(虚偽・粉飾)を見る限り、日常的に不正があった中でコロナ禍が直撃、業績が急速に悪化したものの前期比では見掛けだけでも維持しようとした結果、実に売上の半額が粉飾となったのでは無いかと推測しています(私見です)

この銘柄に関しては半年ほど前にスクリーニングで引っ掛かって来た事が有った際にホームページを調べようとしたところ、口コミの評価が☆1台となっていたので、内容を見た事が有ったのですが、内容は『コンサルの態度が上から目線』『時代遅れ』等の評価が2年以上前からコンスタンスに書き込まれていたのが印象に残っていたので、覚えていました。

今までに見て来た上場廃止銘柄の中には営業努力も実らず上場廃止になった企業に関してはしっかりと数字を見て投資先として手を引く時間も稼いで呉れていたりしますが、このような不正会計に関しては急落から株券が一気に紙切れになってしまうので許し難い限りです。

法に抵触する部分も出て来るかと思いますので、詳細が入った際には改めて調べて見ようと思います。

業績の部

簡易的な計算で経常利益率を計算してみたのですが・・・こうして見るとかなり異常な数値です。経常利益率で30%以上は中々見掛けません(絶無ではありませんが)

報道では2017年には不正会計が有ったとなっているのですが、こうなると2012年~13年の踏み留まっている黒字も怪しく見えてしまいます。

もはや正しい数値が出て来ることは無いのかもしれませんが、実態はどのような数字だったのか気になる所です。

財務の部

不正会計がどの様な分野にまで及んでいたのか?
粉飾決算をするという事は投資家から見て見栄えの良い数値とストーリーを持たせる事を考えると自己資本比率80%越えをしている2020年辺り、実際はどのような数字だったのでしょうか?

数値が出て来て呉れれば比較表を作成する事が出来るのですが・・・

CFの部

数字だけ見ればCFも黒字で安定していますし、現金も積みあがりつつある様に見えます。
しかし実態は売上高の半分が粉飾であれば、上記は全て虚偽と見て間違いないでしょう。虚偽でなければ数字上の辻褄が合わなくなります。

チャート

コロナショックでの下落から一時は4,000円を越えた急上昇をしています。
あれだけ数字(虚偽・粉飾)が良ければ当然かと思います。コロナ時でも伸ばせる企業と見ますからね。現在は整理銘柄に指定されています。

上場廃止銘柄を考察して

不正会計として数値を見ると利益率の異常さが際立っては見えます。しかしそれはあくまでも不正会計と知っているから言える事です。有価証券報告書や決算短信を悪意を持って改ざんされているとは普通考えて見てはいません。

異常値や違和感を感じたら、一度立ち止まって会社の評判等も含めて煙が出ていないか?調べて見る必要を感じる内容となりました。

上場に携わった主幹事証券会社、決算に関わっていた監査法人に関してはそれなりに批判をされて然るべきかと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

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