【5288】アジアパイルHD【2022年本決算】 ※2022年5月11日時点考察
アジアパイルHDは2005年に前身であるジャパンパイル株式会社が大同コンクリート、ジオトップ、ヨーコンが経営統合されて設立。主に日本・ベトナム・ミャンマーでコンクリートコンクリートパイルの製造・販売・施工を行っています。
・2022年3月期の売上高は6.9%増の931億7600万円、経常利益は29.6%減の21億6900万円で着地。
・2023年の配当予想は維持予定となっています。
2022年月発表時点で
2023年の予想配当金は20円の維持予定となっています。
考察時点での配当利回りは4.66%
配当の部
減配はしていないものの4期連続で配当金は維持、来期も維持予定となっています。配当性向は直近で50%を越えていますが、来期は30%台まで戻る予定となっています。
業績の部
※予想に関しては現在値と出ている予想を基に計算・算出しています
売上高は戻しつつありますが、元々低い水準だった利益率が一気に低下。
要因としては新工法の導入による過渡期によるものと原材料費の高騰を挙げています。新工法が落ち着けばこの点の利益率が向上するのかが気になる所です。
また円安とウクライナ戦争の影響による原材料の高騰に関しては長引く可能性も高く、来期以降の不透明感が強いです。
財務の部
自己資本比率は40%台を越えて来ています。有利子負債比率は20%台後半と高い水準では無いです。
CFの部
営業CFはしっかりと黒字を維持しています。現金等も徐々に積みあがりつつあります。
過去10年のチャート
※日経スマートチャートプラスより転載
コロナショック時には400円前後まで下落しています。現在までコロナ前の水準までは株価を戻せていません。
すこやか株の方針
保有銘柄ですが、業績は停滞から後退になりつつありそうです。ミャンマーでは軍事政権による経済の停滞、コロナ禍、ウクライナ情勢と円安による原材料の高騰、新工法の導入による利益率の低下と外的・内的要因で課題は山積しています。
この状況でも赤字転落には至っていないこと自体はプラスと捉えているので、現時点で売却等は考えていません。
※データの数値は各所サイト様やIR情報を参考に銘柄考察時点でまとめたものになります。参照間違い,自前での表計算上の切り上げ、切り下げを行っておりますので差異等があります。数値の参考、また投資の参考にされる場合は自己責任でお願い致します。
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