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決断 ~貯蓄型保険の解約とiDeCo加入へ~

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問われるマネーリテラシー

マネーリテラシーを高めたいと考えて様々な情報を取得、実践、ブログにて発信もする訳ですが、世に溢れる情報を自分の中でどう処理をしていくか?結局はここに掛かってくると思います。

自分で判断したものの考えを改めるのは容易ではありません。
しかし自分自身は常に頭が柔らかく在りたいものです。

何故生命保険に加入したのか?

現在の生命保険関連に加入したのは6年前の35歳になります。

当時は転職して1年、仕事として人事で年末調整を取り扱うようになり生命保険控除の存在を知り、取引先の信用金庫にタイミング良く勧められた貯蓄型保険と自分で検討した医療保険に加入しました。

それまでの資産形成が上手く出来なかった私にとっては最良の資産形成手段として貯蓄型保険を選択。年末調整で税控除が出来る貯蓄として、マネーリテラシーが高い行動として認識していたのがその時に契約した要因でした。

当時の考え方だと優先順位が
①税金の控除

②元本保証+α
③保険としての安心感

となっており、正直な話死ぬつもりも無いですし、ガンに掛かるとも考えてはいませんでした。保険なのに保険としての役割に期待する部分が一番優先度が低かったのです。

早期解約による損失は25万円!

2022年の6月が最終支払いとし6年近く加入していた貯蓄型保険を解約しました。今までに掛け金を約70万円支払い、戻って来た返戻金は約45万円程でした。

因みに入っていた貯蓄型保険の概要は
・死亡時に400万円の受け取り
・25年で300万円を積立
・積立期間が終了すると10%上積みされた330万円が返戻金として受け取る
という設計となっていました。

サンクコスト面だけでは無く、実際の金額的な損失にも繋がっているのは言うまでもありません。

25万円の損切りは正直しんどいものとなりました。


貯蓄型保険を解約した理由

今の段階で現金を急に用立てる必要に迫られて解約をしたのではもちろんありません。
解約した理由を挙げて行きたいと思います。

① 保険金として支払われる部分を保有資産で備えられた

保険に加入した6年前の段階で保有資産はほぼ0に近い状態でした。死亡時に支払われる金額は葬式代の足しになればと考えていました。

現段階での総資産は800万円を越えて来ており、『純粋に葬式代のみならばここから出して貰えれば良い』と考えられる様になりました。

もちろん守るべき家庭があるのであれば、現在の資産で死亡保険・収入保障保険等には入った方が良いでしょう。しかしその場合は掛け捨てで保険金額がより高額なものに加入します。

② 利回りが低い【年利計算で1%未満】&満期まで拘束

貯蓄型保険の商品説明をされた際には満期後に10%が上乗せされて戻ってくる(110%になって戻ってくる)という内容であったと記憶しており、これは当時の自分がいかに金利に疎かったかを理解出来ます。
金利の説明はだいたい年利で考えますからね。

同じような積立NISAの商品を説明された際にはきっちり年利シミュレーションで紹介されたので、商品説明の営業トークにしっかりやられていたという所でしょうか?

保険会社としては1%未満の利払いで30年近く借りられるようなものですから、社債なぞが馬鹿らしくなるような好条件の借入れかもしれません。

実際に計算シミュレーションをしてみると【年複利計算では年利1%未満の商品】となり、調べるほどに条件が悪いとしか見えなくなりました。

③ もし自分が働けなくった際に真っ先に見直す固定費の対象

貯蓄型保険は満期前での解約は元本割れ確定の商品となりますので、損をしたくない場合は止められない固定費となります。もし自分が働けなくなった事を想定した際の固定費を考えた時に資産の取り崩し順としては

①生活防衛資金→②積立NISA→③個別株式→④貯蓄型保険となっていました。

しかし考えれば考える程に最終の砦が④貯蓄型保険というのが、どうにも自分の中で途中解約すると元本割れ確定の部分に強い疑念と言うか、懸念を感じるようになりました。

結局は自分の納得のいく形に

上記では貯蓄保険に関して否定的な見解を出して来ましたが、感謝している部分もあります。

そもそもが生活費の口座と貯蓄用の口座を分けて管理する概念が無かった自分に、先取り貯金、目的別の口座管理の開始、長期目線での資産形成、現金以外での金融資産保有、年末調整による節税等々何も考えて来なかった自分には新鮮そのものでした。

貯蓄型保険で真剣に資産形成に向き合わなかったら、今の自分が無かったと考えれば良い勉強料だったのではないかと思います。

iDeCoへの加入

必要な書類は全て提出済みですので、早ければ8月よりiDeCoでの積立報告が開始予定になります。

iDeCoに関しては結局2年近く悩んでの加入となりました。税制優遇措置はしっかり使いたいのと、米国へのインデックス投資(S&P500)を行いたかったという事もあります。

支出に関しては生命保険の解約により空いた枠と昇給分で賄えそうです。
貯蓄型保険、ガン保険(税制優遇:小)➡米国S&P500のインデックス投資(税制優遇:大)と個人的には満足出来る組み換えとなりました。

情報の取捨選択には注意を!

今回の行動は果たして【マネーリテラシーの高い行動】だったのでしょうか?

【ブログ】【YOUTUBE】【Twitter】で最近流行りの内容としては【正しい行動】だったのかもしれません。しかし6年前の自分も貯蓄型保険に加入する際には良く調べてから加入しています。

今回がベストだったのか?慢心せずに見て行きたいと思います。

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