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私が東証に上場する高配当日本株のETFを選択しない理由

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株式投資で分散を考えるならETF?

株式投資の鉄則として挙げられる事の一つとして投資先を分散する事は言うまでも無く重要です。米国株に関してはHDVやVYM、SPYDをメインに投資していますが、日本株に関しては個別の高配当株投資をメインに運用しています。

何故すこやか株は日本の高配当株ETFに投資をしないのか?

今回はその辺りの理由を深堀りして行きたいと思います。

国内に上場している高配当株ETFを比較

コード銘柄名
1399上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ
1478iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF
1489NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信
1490上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ)
1494One ETF高配当日本株
1499MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信
1577NEXT FUNDS野村日本株高配当70連動型上場投信
1651ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数
1698上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)

とりあえず東証に上場している『高配当』と名の付くETFをピックアップしてみます。
投資信託もそうですが、いつもながら正式名称がやたら長いですね。コード名があるので、そちらで見させて貰った方が良さそうです。

配当利回り・信託報酬

コード銘柄名配当利回り信託報酬
1399上場インデックスファンドMSCI
日本株高配当低ボラティリティ
2.62%0.385%
1478iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF2.58%0.209%
1489NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信3.81%0.308%
1490上場インデックスファンドMSCI
日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ)
2.06%0.495%
1494One ETF高配当日本株3.29%0.308%
1499MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信3.48%0.440%
1577NEXT FUNDS野村日本株高配当70連動型上場投信3.05%0.352%
1651ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数2.91%0.209%
1698上場インデックスファンド日本高配当
(東証配当フォーカス100)
2.78%0.280%

※数値は考察時点でのものになります

配当利回りと信託報酬を並べると良く分かるのですが、日本の投資信託関連は管理手数料が米国の高配当株ETFに比べるとやはり高いです。ETF(上場投資信託)は投資信託に比べればこれでもまだ安くなった方なので、日本の投資信託の高さの一端が見えるかと思います。

コード銘柄名配当利回り信託報酬
SPYDSPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF4.99%0.07%
HDViシェアーズ 米国高配当株ETF3.49%0.08%
VYMバンガード 米国高配当株式 ETF2.77%0.06%

参考までに米国株の代表的な高配当株ETFを見ると信託報酬の差が歴然としているのが分かるかと思います。


純資産額 過去3年推移

コード純資産額2019年2020年2021年
1399上場インデックスファンドMSCI
日本株高配当低ボラティリティ
11,2177,7222,190
1478iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF39,67245,34650,385
1489NEXT FUNDS
日経平均高配当株50指数連動型上場投信
32,11928,66837,186
1490上場インデックスファンドMSCI
日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ)
11,7166,8355,808
1494One ETF高配当日本株13,21816,96818,547
1499MAXIS日本株高配当70
マーケットニュートラル上場投信
5,7845,9844,420
1577NEXT FUNDS野村
日本株高配当70連動型上場投信
88,46571,90564,864
1651ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数12,87811,90517,828
1698上場インデックスファンド日本高配当
(東証配当フォーカス100)
15,54411,38612,525
※決算月は銘柄毎に異なります単位百万

2020年はコロナショックもあった為、純資産額が下がってもやむを得ない部分は有ったかと思いますが、2021年になっても半数が戻せていません。純資産額を素直に伸ばせたのは1478】iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETFと【1494】One ETF高配当日本株のみと少し寂しい結果となっています。

ETFで重視している事

ETFでは必ず見ている所(重視)は上記でも見て来た通り、配当利回り・信託報酬・純資産額の推移・組入銘柄を主に見る様にしています。

これらが納得出来る水準では無いものには投資を行う事は無いかと思います。

何故個別株なのか?

ここ1年高配当日本株の銘柄考察をしているお陰で、ある程度自分の中で投資の可否を判断出来るぐらいの基準の様なものが出来上がっているのですが、ETFに組み入れられている銘柄を見ていると自分ならまず組み入れる事が無いであろう銘柄が多数入っています。

小難しい指標がどうこうでは無く単純に赤字や減配の続いている銘柄にETFとして投資をしなければならない事を考えると自分で考えながら運用した方が良いと判断しています。

東証の高配当株ETFに投資しない理由

上記でも書いて来ていますが投資をしない理由をまとめると

①信託報酬が高い
②純資産額の流入金額の弱さ
③組み入れ銘柄の内容
この辺りが投資対象としての魅力に欠けてしまう部分でしょうか?
私自身はETFが投資対象を分散出来る点や銘柄の入れ替え、セクターを含めたポートフォリオのバランス調整を自動でやってくれたりと良い点も理解しているので、今後より良いETFが出て来る事に期待しています。

※投資は自己責任でお願い致します。数値は考察時点でのものになります。

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